仕事が終わって、ようやくソファに座った。それなのに、ふと気づくと肩が耳に近づくように上がっている。肩を下ろしてみても、スマートフォンを見ているうちに、また同じ姿勢に戻っている。
休日にゆっくり過ごしても、首から肩の重さが残る。朝起きたときから肩がこっていて、「寝たはずなのに、どうしてだろう」と思う。
肩こりというと、痛みや重だるさを思い浮かべますが、「休んでいるのに、肩の力が抜けない」というつらさもあります。意識すれば一度は力を抜けるのに、気づけばまた力が入っている。
そんな方に、逗子のアナタのチカラで、私が施術を通して見ていることをお伝えします。

肩に力が入っているとき、身体全体では何が起きている?
画面に集中しているとき、肩をすくめていたことにあとから気づく。仕事が一段落して息を吐いたときに、「さっきまで息を止めていたかも」と思う。忙しい場面を過ぎても、あごや背中まで力が入ったままのように感じることもあります。
私が施術で見ているのは、肩の状態と、呼吸や身体全体の動きがどうつながっているかです。
肩の力が抜けないとき、息を吸ったり吐いたりする動きはどんな様子か。首や背中はどう動いているか。ご本人が感じていることも伺いながら、その方の身体を全体として見ていきます。
気がかりの多い時期に肩のこわばりを感じる方もいれば、思い当たることがない方もいます。肩がつらくて、気持ちまで落ち着かないこともあるでしょう。
その方の日常を伺いながら、いま心と身体がどう連携しているのかに目を向けます。
身体全身の連携と呼吸を見ています
呼吸に意識を向けて、ゆっくり息を吐く。ふだんから呼吸法をしている方には、ご自身で呼吸を整えるときの感覚があると思います。
アジャストメントを受けたあとにも、呼吸や心と身体の感覚に目を向けてみてください。意識して呼吸を調整しているときとは、違う変化に気づくことがあるかもしれません。
息を深くしようとする前に、自然に息が入ってくる感じ。身体のこわばりや、気持ちの張りつめ方の変化。呼吸に親しんでいる方にも、ご自身の感覚で確かめていただきたいところです。
呼吸は、心と身体がどう連携しているかを見る手がかりのひとつです。アナタのチカラでは、その呼吸を含めた全身の様子を見ながら、カイロプラクティックのアジャストメントを行います。
肩がつらくても、肩に直接触れないことがあります
肩こりで来られた方でも、施術で肩に直接触れないことがあります。肩に出ているつらさを伺ったうえで、その方の身体全体を見て、どこに働きかけるかを考えるからです。
私が大切にしているのは、心と身体の緊張がほどけ、もともとの連携を取り戻していくことです。
身体が本来持つ回復力や治癒力、日々の変化に対応する適応能力、そして心と身体の柔軟性。こうした力が自然に働けることを、施術の土台として考えています。
アジャストメントに身体そのものが反応するなかで、ふと呼吸がしやすくなったり、気づけば肩が楽になっていたりすることがあります。
身体全体に起きた変化のなかで、肩の感覚も自然に変わっていく。私は、その方自身の身体に起こる過程を大切にしています。
「休んでも肩の力が抜けない」と、そのままお話しください
肩こりをどう伝えたらいいか迷うときは、気になった場面をひとつ思い出してみてください。
「朝から首と肩が重い」
「仕事中より、家でひと息ついたときにつらさを感じる」
「夜中に目が覚めると、肩に力が入っている気がする」
眠りや呼吸、頭の重さや腰の違和感など、肩以外のことも、気になっていれば聞かせてください。
毎日のことを細かく記録する必要はありません。「ソファに座っているのに、気づくと肩が上がっている」。そんなひと言からでも、いまの心と身体の様子を一緒に見ていけます。
眠りと休息は、免疫の働きにも関わっています
「休んでいるのに、肩の力が抜けない」。そんなとき、肩のつらさとあわせて、夜は眠れているか、朝は休めたと感じるかにも耳を傾けたいと思っています。
眠っているあいだも、身体の中では、私たちを守るための働きが続いています。十分な睡眠は免疫が正常に働くうえで大切で、睡眠不足が続くと、身体の防御反応にも影響します。米国国立衛生研究所「睡眠はなぜ大切か」
肩のこわばり、呼吸のしやすさ、眠りから覚めたときの感覚。どれも、ご自身の心と身体がいまどんな状態にあるかを知る手がかりです。
回復する力や変化に適応する力、そして身体を守る免疫の働きも、同じ身体の営みの一部です。肩こりのご相談から始まっても、その方の眠りや日々の過ごし方まで伺うのは、こうしたつながりを大切にしているからです。
毎日を、なるべくご機嫌に。そして、自分というたった一つの生命体を存分に生かし、成長させていくために、カイロプラクティックをご利用ください。



