急にカッと熱くなって、汗が止まらない。
理由もなくイライラして、家族に当たってしまって、あとで落ち込む。眠りが浅くなって、朝から身体が重い。「歳のせいだから」「更年期だから仕方ない」——そう自分に言い聞かせて、毎日をやり過ごしていませんか。
こんな経験はありませんか
- ほてり・のぼせ・急な発汗(ホットフラッシュ)がある
- イライラや気分の波が激しくなり、感情のコントロールが難しい
- 理由もなく涙が出る、不安でいっぱいになる
- 眠りが浅い、寝つけない、朝起きられない
- 倦怠感が抜けず、やる気が出ない
- 頭痛・肩こり・腰痛・関節の痛みが増えた
- 動悸、めまい、息切れがある
- 冷えやむくみ、肌の乾燥が気になる
- 頭がうまく働かない、集中できない
- 婦人科では「異常なし」「更年期ですね」と言われた
ひとつでも当てはまる方に、読んでいただきたいページです。
まず、婦人科での検査を大切に
最初にお伝えしたいことがあります。更年期の症状だと思っていたものの裏に、甲状腺の病気や心臓の病気など、別の病気が隠れていることがあります。「更年期だから」と自己判断で済ませず、つらい症状は、まず婦人科で相談してください。それが何より大切な最初の一歩です。
そして、ホルモン補充療法(HRT)や漢方薬、お薬による治療は、どれも大切な選択肢です。いま治療を続けている方は、主治医の先生との治療をそのまま大切にしてください。
更年期について
更年期とは、閉経をはさんだ前後およそ10年間(一般的に45歳から55歳ごろ)のことです。この時期、卵巣の働きがゆるやかに変化し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が大きく波打ちながら減っていきます。
ホルモンのリズムを調整しているのは、脳の視床下部——自律神経の司令塔でもある場所です。だからこの時期は、ホルモンだけでなく、体温調節も、眠りも、感情も、一緒に揺れやすくなります。
同じ更年期を過ごしていても、つらさには大きな個人差があります。その差を生んでいるのは、ホルモンだけではありません。それまでの年月で積み重なってきた緊張、栄養、睡眠、ストレス——身体全体のコンディションが、この時期の波の乗り心地を大きく左右しているのです。
背景にあるもの
当オフィスでこれまでお話を伺い、身体を見せていただいてきた中で、更年期のつらさの背景には、次のようなものが関わっていることが多いと感じています。
- 骨盤や背骨まわりの慢性的な緊張
- 自律神経が交感神経優位のまま固まっている(休めない身体)
- 長年の栄養の偏りや、食事のリズムの乱れ
- 睡眠の質が長く低下している
- 家族のため、仕事のため——「こうあるべき」を積み重ねてきた年月
- 若い頃からの生理痛やPMSを、「当たり前」として抱えてきたこと
私たちは誰もが、役割・立場・環境・育ちの中で、ある程度の固定概念とともに生きています。その始まりは、優しさや寄り添う気持ち、誰かに尽くす心にあるのだと思います。それがだんだんとバランスを崩し、本来のご自身の中心がブレてしまう——そうした積み重なりが身体に映し出され、エネルギーの循環をゆるやかに滞らせ、更年期という節目に、さまざまな不調として姿を現してくる。そんなふうに感じることがあります。
なお、甲状腺疾患などの病気が背景にある場合は、医療機関での治療が最優先です。当オフィスのケアは、医療の代わりにはなりません。
「異常なし」でもつらいのは、なぜ?
婦人科で検査を受けて「異常なし」。あるいは「更年期ですね」の一言で終わってしまった。それでも、症状はある——。
検査で分かるのは、病気が隠れていないかどうかです。それはとても大切な情報ですが、パーツとしての卵巣や子宮に問題がなくても、全体としての「流れ」が滞っていることがあります。ホルモンの大きな波が、その滞りを通るたびに、ほてりや不眠や感情の嵐として現れる——そんなふうに見ることができます。
病院での一般的な対応
更年期の不調に対して、病院ではホルモン補充療法(HRT)、漢方薬、症状に応じたお薬の処方などが行われます。これらはどれも大切な選択肢で、実際に多くの方のこの時期を支えています。
当オフィスのケアは、これらの治療と競うものでも、置き換えるものでもありません。医療は医療の領域で、私たちは私たちにできる領域で——神経系と身体全体のコンディションという側面から、並走してサポートする。それが当オフィスの立ち位置です。
カイロプラクティックにできること
カイロプラクティックは、更年期の症状を治す施術ではありません。
回復していくチカラは、誰の中でも、いつも働いています。この力は生命力とも呼ばれ、適応能力、順応性、成長する力、発展させる力——これらをまとめて、カイロプラクティックではイネイトインテリジェンスと呼んでいます。
私たちが行うのは、背骨を通じて神経系への干渉を取り除き、精神と身体が上手くつながり、本来のチカラが十分に表現されるようサポートすること。ホルモンの大きな波を乗りこなしていくのは、あなた自身に生まれつき備わっているチカラです。
アジャストメントルームでは、ボキボキする矯正ではなく、その方の身体のリズムに合わせたやさしいアプローチで、身体が自分で緊張を手放していくプロセスに寄り添います。あわせて、栄養や睡眠など、日々の生活の中でご自身の身体の声を聴いていくためのアドバイスもお伝えしています。
ご家族のこと——男性にも、更年期があります
更年期は、女性だけのものではありません。
男性も、40代から60代にかけて、男性ホルモン(テストステロン)がゆるやかに減っていきます。だるさが抜けない、やる気が出ない、眠りが浅い、急に怒りっぽくなった——医学的には「LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)」と呼ばれる状態です。
ただ、ご本人は自分の不調を「更年期」だとは思っていないことがほとんどです。「疲れているだけ」「歳のせい」と片づけて、我慢を重ねてしまう。変化に最初に気づくのは、いちばん近くにいるご家族——多くの場合、奥様です。
気になる場合は、まず泌尿器科でご相談ください。血液検査でテストステロンの値を調べることができ、治療という選択肢もあります。そのうえで、「検査では大きな問題はないのに不調が続く」という場合は、女性の更年期と同じように、身体全体のコンディションという側面からサポートできることがあります。当オフィスには男性のクライアントさんもお越しになっています。ご夫婦でのご相談も、どうぞ。
実際のクライアントさんの体験
生理痛・頭痛・イライラ・眠りの浅さ——いくつもの不調を、ひとつの身体の物語として見つめた40代女性の記録をご紹介しています。更年期を前にした年代の方の体験として、重なる部分があるかもしれません。
生理のある年月と、更年期
生理痛・PMSのページで、私はこう書きました。毎月の波が穏やかに整っていくことは、その先の季節——更年期——を穏やかに迎えることにもつながっていく、と。
生理は、月に一度、自然界から授かった手放しと巡りの期間。その毎月を「入って、めぐって、出ていく」流れとともに過ごしてきた身体は、更年期という大きな切り替わりの時期も、穏やかに越えやすいのだと感じています。いま生理のある年代の方は、こちらのページもぜひ。
更年期についてのQ&A
Q. 婦人科に通院中・HRTや漢方を使っていても受けられますか?
はい。主治医の先生との治療はそのまま続けてください。当オフィスのケアは治療の代わりではなく、身体全体のコンディションを整える側面からの並走です。
Q. 男性でも受けられますか?
はい。当オフィスには男性のクライアントさんもお越しになっています。お子様からご高齢の方まで、どなたでも受けていただけるやさしいアプローチです。
Q. どのくらいで変化を感じられますか?
身体の状態やこれまでの年月によって、本当に人それぞれです。変化のペースはお約束できませんが、初回の検査でお身体の状態を丁寧に確認し、その方に合わせたケアの計画をご相談しながら進めていきます。
Q. 施術は痛くありませんか?
痛みを伴うような強い矯正は行いません。やさしいアプローチなので、安心して受けていただけます。
「歳のせい」では、ないのかもしれません
「更年期だから仕方ない」「歳のせいだから」——長くつらさと一緒に過ごしていると、そう思えてきます。
でも、私はこう考えています。更年期は、罰でも故障でもなく、身体が次の季節へと切り替わっていく、大きな節目です。その波がどれほど激しくなるかは、これまでの年月が身体に残してきた滞りと、いまの身体全体のコンディションに大きく左右される——だとすれば、いまからでも、できることがあります。
つらい症状は、まず婦人科(男性は泌尿器科)での検査を第一に。そのうえで、「検査では異常がないのにつらい」「身体全体を見てもらいたい」という方は、一度ご相談ください。
※体調の変化には個人差があります。



